2013年5月26日日曜日

私もまた排除された

6月14日に亡き父の法要を迎えるにあたって

私はスーツを買いに勤めが終わってから

勤務先の近所にあるPFSAというスーツ屋を覗いた

PFSAとはParfect Suits FActoryの略である

PTSDに似ている

だが、私はここで軽いPTSDになった

ここのスーツはまさに

アバクロのサイズにXL以上がないように

ウエスト95センチ以上はないのである

私はウエストを最近、勤務先の健康診断で測ったら

106センチである

健康診断の結果表では

数字が赤いのである

危険ゾーンということか?

106センチの私は

95センチ以上のウエストがないことに

センチメンタルな気分になった

そして私が店内をうろうろしていると

忙しいのか

アパレル産業につきものの

こちらがお似合いですよ

という言葉をかけてくれる店員はいなかった

つまり

私の外見をみて

「除外」したのである

私は乙武氏の「銀座の屈辱」を思い出した

まあ

彼は予約客で

私は

いちげんさんだから

比較できないが

だが私は商品がないことによる「除外」で軽いPTSDにかかった

乙武氏の抗議はこと障害者だけにとどまらない普遍性を有するのは

私のようにその商品を置かないということからくる排除にも通ずる問題である

つまり乙武氏が提議した問題は

標準から外れたら

排除されるということである

そんなことをこのPFSAというスーツ屋から出て

都会の雑踏で考えていた

その後、私はダイエーで

スーツを買え、

さすがに「主婦ダイエーの店」となにやら感心し

ダイエットにつとめようと

夜はそうめんととんかつだけにした


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